「知ってる人もいると思うけどー
私、


龍也と付き合いましたっ」



晴菜の告白に、
歓声が上がった。


私も、歓声をあげた。



だって不自然なのは辛いから。




それにみんな、

私と龍也のことは



知らないって設定だから…



精一杯だったの。



おめでとうなんて言えない。



言いたくもない。




でも言わなきゃ。


なんでだろ、

早く帰りたいな 。