「あ、その前に黎兎は下がってて!」 風雅の言葉で黎兎が後ろに下がる。 部屋の中を見渡すと部屋の隅の方に、 炎虎、天音、黎兎がいた。 「みんな、おっけいかな? じゃあ瑠雲いくよー?」 「任せろ」 一体今から何が始まるんだろう? 瑠雲が床に手を着いたと思ったら 「風雅いいぞー」 次の瞬間、風雅が 「風と共に起きよ、ヴィンドホーゼ!」 そう確かに唱えた。