9時をまわった頃、4人は
ちょうどついたところ。
夜空には愛があふれだした
ように小さな星がたくさん
散らばっていて、それを一つ
にするように満月が照らし
ている。

波の音が聞こえ我に返った
みいは線香花火に火をつけ
た。それは真っ暗闇の中で
キラキラと光っていた。

すると、他の3人が集まって
来た。みんなが顔をあわせ
た瞬間、誰も声が出なかった。