その姿を目で追っていると
彼と目があって見つめ合う
うちに吸い込まれてキス
出来る距離まで近く
なって…

「本当、軽い女。」

彼は冷たい目で私を見て
あごをつかんできた。

「どうしたの?」

いつもと違う雰囲気を感じ
て声が震える。

「ゆず…」

前に立っているのは
昨日の彼。

「俺らの事もてあそぶのも
いい加減にしろよ!!」

ずっと優しかった彼の初め
て見せた表情。

最初からわかってた。
最初から罠にはめるつもり
だった。
私が二人に言いたかった
言葉はまんまと返ってきた

次は素直な恋をして愛して
もらいたいな…