(何かおもしろい本ない
かな?)

いつもは目を向けない小説
コーナー。
何かを感じた俺は導かれる
ように向かった。すると、
一冊の本に手が伸びる。
その本にはSmile&Loveと
書かれ2Pほどキレイな字で
うめられていた。

たった2P、読んだだけで
何故かわくわくした。
こんな気持ちはいつぶり
だろう?

次のページをめくると二枚
の紙が挟んであった。

一枚目は説明のようだ。
もう一枚には

「説明書を読んで書くこと
にしました。2P、ちゃんと
文になってるかな?自分が
経験したことがみんなに愛
を伝えるチャンスだと
思ってます。この本を書き
終えたら四人に愛が生まれ
るって信じてます。」

と書いてあった。

‘俺とはまたちがう涙を
持っている’

家に帰って続きを考えた。
Smile&Loveという題名に
あう表紙も書いた。愛を
言葉にするのは難しい。
そして4日後に返した。