この質問に杏子は私が思った
とおりの答えを返してくれた。

「こんな事でめげる私じゃ
ないの知ってるでしょ?
亮平、もう一回言います。
好きです!」

「あざーす。麻美、俺たち
付き合う事になりました!」

そう、このテンションでい
てくれなきゃ私は先生を待
てないと思った。二人に支
えられているから今も背中
で感じるドア越しの先生を
思っても笑えているんだから。

「今日は‘恋愛パーティー’
だね!」

祝ってもらった代わりに、
祝ってお返しする。だから
今日の放課後はまた三人で
パーティーだ。