外も暗くなり始めたところ
で教室を出て帰っていた時
ふと携帯がないことに気づいた。

「ごめん、携帯忘れたから
門で待ってて。」

二人には待っててもらって
急いで取りに行った。

「あった!」

机の上でキラリと光るのは
紛れもなく私の携帯。

待たせてしまっているので
階段さえも駆け足で降りて
いた。その時、勢い余って
足場を踏み外してしまい、
怖くて目をきつく閉じた。