ショックのあまり目を
開けるとそこには、

「心ちゃん!?」

走ってぎりぎりのところで
心は女を突き飛ばしていた。

そして、とっさのあまり
優にキスをしていた。

「はわぁーっ!!
すっすいません〜
あたし、あたし、
優さんが他の人とキス
してるとこ見たくなくて…」


「心ちゃん。
俺に言わせてよ。

…好きだ。」

真っ直ぐで揺るがない瞳に
あたしはどんどん
吸い込まれていく。

その時、携帯の
着信音がなった。