「哉太っ!!」 後先考えずに行動するのは、私の悪いクセかも知れない。 「誰だ。コイツ」 「きゃあああっ!!」 哉太の瞳が私の存在を捉えるよりも早く 他校の生徒の一人に、ポニーテールの髪を掴まれ捉えられてしまった。