あぁ……なるほど!




わたしは疑う事もなく、妙に納得した。





でも、もう一つ気になる事があった。




「剛挧…さんは、何でこんなところに……?」





この海の周辺に、何もない。




海開きも……まだ…してない……



それに……一人で来るなんて……






って…それはわたしも人には言えないか…






「それは…君の背中が、あまりにも寂しそうに見えたから…海にこのまま飛び込んで行かないか、心配になってね…?」





えっ……?


そんな風に見えてた?




「でも……そんなことなかったみたいだ」





そう言うと、またしても爽やかな笑顔になった。


でも…この笑顔に……なんだか違和感を覚えた。




なんだろ………