君の生きた証~love in war~

あぁ・・・

この人は・・・



誰にも言えない闇を背負ってきた・・・

変えようのない運命を担い・・・

望まない人生を歩み・・・





それでもこの理不尽な世界でどう誠実に生きるかを模索した・・・
そんな彼のために・・・


私が出来ることは・・・
私は手を伸ばす。

アレンの茶色の髪に触れる。

冷たい肌に触れる。





そして、アレンの精悍な身体を抱きしめる。


「好きよ、アレン」

私たちは、運命の前でこんなにも無力だ。



それなら、私が彼を救う術は1つしかない。








「愛している」と告げることだけ。

アレンの存在を許すことだけ。
「私は・・・そばにいるわ」




ずっと、ずっと、永遠に。












ほのかな体温が制服越しに伝わってくる。

私は、静かな鼓動を感じながら、アレンを抱きしめた。
やわらかな髪が頬をくすぐる。

理性が吹っ飛びそうだ。

気弱になってるからって、男としての本能が消えてるわけじゃない。




ちょっとまずい・・・
しかも、横には備え付けのベッドがある。



あぁ・・・

疲れたとき、いつでも寝られる、なんて能天気なことを考えていた俺・・・





だめだ。

本気でおかしくなっちまう。