学校に着いた。



 校門前では、甲羅の4人が待っていた。



「姉ちゃん!」


「よかった…」


「どこにいたんだ?」


「心配しました」



 みんな……。


 格好を見たら、汗流れてるし、息が乱れてる。


 髪もちょっとボサボサになってる。




「ごめんね……、みんな」




 私はうつむきながら言った。


 ありがとう、心配してくれて。


 そう言いたいのに、口が動かない。


 恥ずかしいのかな?