「え、っと……………う、売ってたの…」








 苦しい言い訳。


「嘘だろ。どー考えても」


 ギクリ。


 どうして…見た目鈍感そうなのにわかるかなぁ。



 ま、わかるよね。



 MIRIAの仮面は特注品。

 偽物と本物じゃ一般人でもわかるくらい。





「本物だろ、それ」





 その言葉に、肩をホンの少し上がる。


 その反応が、肯定を意味していた。