「あ、えっと……あのね?


 えーっと、その…ですね……」






 なんて言えばいいんだろう。


 どうしよう。




 言おうと思ったのはいいけど、緊張で何言えばいいかわかんない!パニック!!!






「あのね……」





 腕を掴んでいた手を、咲久の着ている服の裾へと移した。



 顔を赤く染め、「えっと…」を繰り返す。




 咲久、絶対困ってるよね。


 あー…、本当にどうしよう。