「で、真面目に教えろよ」




「あんたから『真面目』って言葉が出てくるとは思わなかった」




「これでも頭はいいほうなんでね」




「あっそ」




「……名前。早く言え」





 なんで名前がそんなに気になるのかな?別になんでもよくない?







「はぁー。



 私の名前は――――― ガラッ!!!!






 え…?



 私の言葉を遮り、勢いよく倉庫のシャッターが開いた。