「私と甲羅は、関係ないよ」






「それが、そーでもないんだわ」






「どういうこと…?」







 そりゃ幼馴染がいるけどさ、甲羅には。でも、別に「助けよう」だなんて思わなくない?ていうか、私がここにいること自体、わかるの?






 そんな中、脳裏をよぎったのは――――――犬みたいな咲久だった。





 え、なんで…咲久の顔が。どうして…?










「お前は、甲羅の総長の女なんだろ?」