え、ちょ……早くないっすか?!?!
『あ、やった♪』
いつの間にか俺のカードから一枚ひいていた美藍さんが、自分のカードから一枚とってさっきひいたカードをテーブルの真ん中へとおく。
――――そして、何順目かして、玄さんが抜けた。
残っているのは、俺と美藍さんと拓真さん。
銀さんは一番に抜けて、酒を絶え間なく飲んでいる。
『美藍、ひけよ。俺もこれで終わる』
『~~~~~っ』
美藍さんは唇を尖らせながら渋々拓真さんの持っている最後の一枚を手にとった。……あれは、ジョーカーだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…