(徹side)





 中学二年。姫路 徹。




 世界NO.1の族・龍華の幹部。…といっても、なり立て。






 放課後。



 窓から差し込んでくるのは、オレンジの光。






 俺はまだ自分の席についている。






 いつもなら倉庫に直行だが、今日は違う。







 昨日のことを思い出しながら、俺は頬を赤く染めた。








 昨日、俺ら・龍華の幹部以上五人でトランプをしたのが始まり――――――