夏休みに入ったある日。






 その日もやっぱり暑く、汗が流れる。






 いつもと同じように、俺ら・龍華は美藍を探してた。





 毎日毎日、近場から遠いところまで。






 足がぶっ壊れるほど、走って走って…走った。








 そして、やっと見つけた。美藍を見つけたんだ。…が、美藍は甲羅の和也って奴と仲良さそうに帰ってった。


 美藍…もしかして、甲羅に入ったのか?



 美藍の過去はわかってるつもりだ。だからこそ、独りになるなよ。