俺は入口のほうを恐る恐る見ると、そこには憧れの人がいた――――――








「…やっと来やがったか」





 清乃が黒ずんだ瞳を細くし、ニヤリと笑う。











 ―――――桜華。




 俺らの目標の人。恩人。





 そして、最恐で最高の伝説とまで言われた人…。








 桜華は清乃のところへと一直線に歩いてった。