速攻で「スタート」の声もなしに始まった、俺と美藍の戦い。
「…!?」
確実に当てるつもりだった。ガキだからって容赦しねぇって。でも、今、頬に向けて蹴りを食らわそうとしたが………いない。美藍が、前にいなかった。
キョロキョロと見渡すと、後ろから声が。
「こっちだよーん」
おちょくってるような、そんな言い方。
いつのまに後ろに…!?気づかなかった。気づけなかった。
どういう鍛え方したら、そうなるんだよ。
でも、その戦いは面白かった……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…