「……美藍、今、俺と戦ってみねぇか?」





「晋也と?」





「あぁ。遊ぶ感じでな」





「別にいいけど、ここで?」




「問題が?」





「別に。いいよ。相手してあげる」









 実力を試したかった。



 そんな好奇心と呼ぶような気持ちで、俺は挑んだ。