ま、俺らならササッと助けちゃうけど?





 でも、今俺らはイライラ中。それもガキのせいで。






 だから、ちょっと助けるのは一旦中止で「助けて」って言葉を待つ。




 健吾も同じ考えで、立ち止まってた。










「短気すぎるでしょ、あんた」








 火に油だ、その言葉。馬鹿か?こいつは。









 次の瞬間、俺は自分の目を疑った―――――――――