「だぁかぁらぁ、私はー、あんたらに手を出されるほど弱くないって言ってんの!
わかった?」
上から目線の言葉に、俺らはイラッとした。
年上には敬語でって学校で習わなかったのか?こいつ。
あー、まじうぜぇ。
「チッ、さっきから無視してんじゃねーよっ」
背が高いほうの不良が、女の子の腕をギリ…と強く掴む。今にも折れそうなくらい、強く。
やべぇ。これじゃまるで人質じゃん。俺ら動いたらこいつの腕折る、的な。やべぇ状況じゃねぇか。
……だから、ガキは黙ってればよかったのに。お気の毒に。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…