「いってらっしゃい」 「元気でな」 「また会おうな」 「いつか戻ってこいよ!?」 「待ってるからな」 「バイバイ」 「またな」 たくさんの“さようなら”に、最後、涙が流れそうになった。 ―――そして、空港中に私がこれから乗る飛行機の案内が流れた。 「あ…私、行かなきゃ」 隣に置いといたカバンを私はサッと持つ。 「……またねっ! いってきます」