「…フッ、そうだね。 ―――もう、見つかってたんだね。私が見つけるべき“光”は」 すぐ近くにあったじゃないか。 私の目は節穴だったんだね。 こんなにも近くに、私のことを真剣に思ってくれてる温かい光が。 「龍華に戻んのか?それとも、甲羅に…?」 拓真の斜め後ろから玄が私に聞いた。