確かにあんたらは強いよ。でもな――――――――……






「もっと『強く』なれよ」





 清乃の耳元にそう囁くと、私は清乃の蹴りをさっと避ける。





 そして私は、清乃の腹めがけて勢いよく腕を伸ばす。







「ぐはっ…!」






 清乃の口から唾が飛ぶ。







 さらにもう一発、今度は顎を狙ってアッパー。







「っっ!!!!」





 止めとして背中に蹴りをいれる。





「、っ」