「でも、私の電話番号を……」



〈俺らが調べまくったんだよ。お陰様で結構時間がかかったけどな。


 だがこっちには、世界NO.2の天才ハッカーがいてな。俺はあんま苦労してねぇけど〉




 ハハハハッと笑うこいつの声が、耳に響いてうるさい。




〈今、甲羅のやつらのとこにいんだってな?それ知ったときは驚いたぜ。


 龍華のやつらを裏切ったのか?あ?〉




 ま、どうでもいいけど。



 そう付け足して、彼は続けた。






〈甲羅と龍華を巻き込んででも、お前を俺らの族に無理やり入れる。俺らの玩具にしてやんよ。


 甲羅と龍華に勝ったそのときは……お前は俺らの下僕になるんだ〉