〈久し振りだな、桜華〉






 電話越しに聞くその声に、ドクン…と身体の軸がぶれたような感覚に落ちた。




「なぜお前が……っ」




〈あれ?知らなかったの?あの天下の桜華サマが?フハッ。笑えるね。





 族、復活させたの〉





 サラッと最悪なことを言うこいつ。


 その言葉に、私は驚いた。




「復活…?解散したはずだろ!!?」



〈もう一回集まったんだよ。お前を倒すためにな〉




 
 私が狙いで…?そんな……っ。