荷物は、部屋の前に置いてあった。


 なので、荷物をとりあえず出して、しまう。



 いいのかな。


 こんなところに住んじゃって。




 豪華すぎる部屋を目の前に、私は悩んでいた。




 美橙に嫌われ


 仲間から逃げ




 ……私は独りになった。


 独りにならなきゃいけない、現実。




 でも、本当は―――――――…




「よし。片付け終わり」



 私はふぅ~…と疲れた体をベットへ倒した。