――――クラリ… またクラクラし始めた身体。 さっきまで大丈夫だったのに……どうして…。 どんどん視界が霞む。 グラつく身体をどうにか支えようと足で踏ん張るが、ついに膝がカクン…と曲がってしまった。 正面からバタンッ!という音をたてて倒れた私。 「!? 美藍?美藍!!しっかりしろっ」 和也の声がかすかに聞こえた。 その瞬間、私の意識が途絶えた―――――