「ほら、おいてくよ?まだまだ行きたいところがあるんだから」
私がそう言うと、三人はさっと立ち上がって私についてきた。
そして私たちは、食べ物系の店をほとんど制覇し、教室へ行き和也と昂に少しおすそ分けした。
紺に「…食べきれるんですか?」と聞かれたからだ。
まぁ、教室に行ったら、女子の声やら視線やら大変だけど…私は気にせず行った。
後ろにいる美橙と紺と奏多は、ギロッと睨んだみたいだけど。
―――気づけば、12時。
お腹も満たされた私は、
「じゃあ、私…行くね」
と三人に言った。
「え、どこに??」
美橙の質問に「ライブ」とだけ答えた。