優翔や愛たちと雪だるまを作って楽しく過ごしていた冬休みはあっと言う間に終わってしまった。
3学期になった学校では、まだ1月だと言うのに3年生の卒業式や3年生を送る会の準備が進められていた。
「美穂は3送会の合唱委員だよね?」
放課後、一緒に下校していた由佳に聞かれた。
「そうだよ。ていうか、伴奏だから…。」
「そっか。美穂ピアノ弾けるもんね。」
「まぁ、一応。」
「頑張れ!世界一のピアニスト様。」
こんな会話をして笑いあっているうちに、由佳の家の近くまで着いていた。
「またね!」
手を振って由佳と別れた後は一人ぼっち。
“世界一のピアニストかぁ…”
不意に由佳に言われた言葉を思い出して吹き出した。同時に、3年生の後を引き継ぐ2年生としてしっかり伴奏をやりきりたいとも思った。
3学期になった学校では、まだ1月だと言うのに3年生の卒業式や3年生を送る会の準備が進められていた。
「美穂は3送会の合唱委員だよね?」
放課後、一緒に下校していた由佳に聞かれた。
「そうだよ。ていうか、伴奏だから…。」
「そっか。美穂ピアノ弾けるもんね。」
「まぁ、一応。」
「頑張れ!世界一のピアニスト様。」
こんな会話をして笑いあっているうちに、由佳の家の近くまで着いていた。
「またね!」
手を振って由佳と別れた後は一人ぼっち。
“世界一のピアニストかぁ…”
不意に由佳に言われた言葉を思い出して吹き出した。同時に、3年生の後を引き継ぐ2年生としてしっかり伴奏をやりきりたいとも思った。