「お前がそうやって作り笑いしてる事が気になるって由葵が言ってた。」

由葵が・・・!?

「いつの話・・・?」

「一週間前くらい。なんか、相談された。」
達川くんはだんだん口調が強くなっている。

いつの間に、由葵。そんなに仲良くなってたの・・・?


「だから、俺・・・。由葵から頼まれたし、このことはほっとけない。」


私は黙ったまま。


「さっきだって、今日が雨だからばれないとでも思って泣いてただろう?」


「――――――!?」


なんでわかるの?


雨だから、誰にもばれないと思ってたのに。


私は、久々に怒りという感情がわいた。