『実は、私ね、ずっと前から――くんの事好きだったの。』

友達はいつもより驚いていた。

やっぱり意外だったらしい。


『なんで言わなかったの!ウチの事、そんなに信じてなかった!?』
泣きそうな顔で友達は、私に追い打ちをかける。

『違うよ?信じてたよ。ただ、――が私に遠慮したりして恋しずらくなるかなぁって。』

『そんな、ウチは・・・。てっきり、応援してくれてるからっ・・・。』

『――は悪くないよ。言えなかった私が悪いんだ。』

『酷いことしたね。ごめん。結実・・・。』

『いいよ、じゃあね。』


私は走り去った。

ちゃんと清々しく笑えてたかな。


次は、彼のもとへ走る。