タオル・・・。

ずっとあの顔が頭から離れない。

そのままずっとぽーっとして、時間は過ぎていった。




そして、練習は終わった。


「結実~お疲れ!」

「おつ~~。」

由葵も疲れた表情だった。

「結実ちゃ~ん!」
紗英ちゃんがこっちに駆け寄ってくる。

「今日は明日のために早帰りだから嬉しいなー!」
由葵は嬉しそうに笑う。

「そうだねぇ。部活は休み?」

「うん!ないない!」

紗英ちゃんは、本当に聞き上手でいつもはにかんだ笑みが可愛い。




「と・こ・ろ・で!!」