「橋本さーん。」




ドアの方から看護婦さんが呼んでいる。





あー。
検査の時間か。





「はーい。今行きます!じゃ、優斗ちょっと行ってくるね!」




「お、おう。行ってらっ!」




私は主治医のところへ検査しに行った。






しばらくして、先生が出てきた。






「検査結果が出ました...。」






先生はいつもと違って暗い顔をしていた。





「えっと...。先生、どうでしたか?」





私が尋ねると先生は悲しそうな顔をした。






「大変言いにくいのですが...。」