私は、嫌なのに時間は待ってくれない。
いよいよ当日になってしまった。
「おぉーい。みんなそろったのか?出発するぞぉー」
先生の声と同時に出発した。
「ねねぇー優姫。めっちゃたのしみじゃない?」
「そう?うちそんなことないけどー。てか明里は勇希とバスのらなくていいの?」
「いいのいいの。それより勇希ったらいつの間に遼希と仲良くなってたの?」
優姫は後ろを見て見ると、仲良さそうに話してた。
「ねねぇー。それよりさ、しおり見た?」
また、明里が話しかけてきた。
「寝室には、絶対入らないだってさ」
明里が笑いながらいってた。
「まぁ、自分の家だったら寝室ははいってほしくないね」
たわいもない話しながら家に着いた。
「今から自由行動だ!」
先生がいうと、みんながいろんなとこに行ったりしてあっという間に辺りは静かになった。
明里は勇希とらぶらぶしてるし、優姫は日向ぼっこしていた。
「おい。おきろよー」
「…」
「姫起きろ」
「…」
「ええっー?なんで遼希がいるの?」
起き上がった瞬間、ぼん。
遼希の頭にサッカーボールが飛んできた。
ちゅ。
「姫大丈夫?」
「なんでキスするの?最低」
「今のは事故だからごめんごめん。」
事故だと分かっててもファーストキスを奪われたなんて、嫌だった。
でも、なんか胸がいたい。
なんなのこれは?
サッカーボールを蹴った子供が走ってボールを取りに来た。
「あー、りょうにーサッカーしようぜ」
小さい子供たちがいうと
「仕方ないか。すこしだけだぞ、今日は彼女つれてきたからな」
遼希はにやにやしていた。
私、彼女じゃないってつっこもってしたら
「りょうにー?もしかしてさっきちゅーしてたねぇえちゃん?」
子供はなんでそんなにどうどうといえるの?
「あいつは違うよ。彼女でもない、クラスメイトなんだ」
私はその言葉を聞いてむねがいたくなった。
その時、私は遼希に恋してたんだとおもった。
涙が止まらなくなってきた。
「仕方ないなぁー。わりー、今日は先約がいるからまたこんどな」
「わかった。りょうにー、女の子なかせるなよ」
「おう」
遼希は走ってうちのとこに来ると、抱っこしてお家までいった。
私はないてたからどこの部屋かわからなかったけど、ベットがあった。
「ここは?ひっく」
「あっ?寝室、てか姫泣き止めよ」
でも、涙がとまらなかった。
「姫。もしかして俺のことすきなんか?」
私は、うなずいてしまった。
そしたら、ぎゅーってしてきた。
「えぇー?遼希なにするの?」
「いいやろ?俺らつきあったんやから」
「へぇー?つきあってないよ」
「なら今から付き合う」
「ひどくない?りょうっっ」
唇を重ねてきた。
「姫はおれのもんなんだからなんでもいいんやろ?」
「何が、てかつきあってない」
「今さら付き合ってないとか言わせんぞ姫。俺の部屋に入ったからにはださんぞ」
また強く抱きしめられた。
でも、私は抵抗しなかった。