「ねねぇー。優姫って遼希と仲良いよね
羨ましいな。明里にも紹介してよ」
「ちょっとまってよ、明里には勇希いるでしょ?おこられるでしょうが」
「もしかして…優姫は遼希の事ねらってるの?」
急に遼希が後ろを振り向いた。
にやにやしながらこっちみていった。
「俺のことすきなんやぁ。姫は特別だし俺、姫の事好きやし付き合う?」
「はぁー?なにいってんの?うち好きじゃないし。好きになんてなるわけないやん。いいかげんにいてよね。」
少しは諦めてくれたとおもったけど
「まあ、絶対好きになるし、てか好きにさせる」
いつもそんなことばっかいう。
はぁー早く席替えしたい泣


ある日、
「宿泊旅行があるんやけど、クラスで一泊二日でどこでもいけるんやけどいきたいとこある?」
すると
「遼希の家にいくのは?」
みんながいいねいいねって
「遼〜。いいか笑笑」
先生が遼希に許可取らずおっけいした。
「あれ、俺の兄貴」
そのことばにみんな驚いた。
「その代わり、俺の家に来るなら泊まる部屋の配置も俺が決める。いいな?」
遼希がいった。でも、なんかたくらんでそう。

私はその日が来るのが嫌だった。