キーンコーンカーンコーン
がらがらがらがら
扉の開く音がした。
「工藤健です。これから一年よろくな」
はーい。みんなが返事していた。
「おいおい、新入生さんよ。朝からうるさいなぁ。さっさとすわれ」
先生の話よりも、私の席の前に人に夢中で、みんなたっていた。
「おいおい、遼希お前もてすぎだそ。そのモテ期というのやらおれにくれよな」
そう。私の前の席の人が階段でぶつかったりょう様みたいだ。
「お前、朝の…」
「はい?朝のなんですか?」
「いや、朝ごめんな?怪我は無かった?いたかったらなんでもするからな」
「いえ、すみません。大丈夫です」
「そっかぁー。ごめんな、あっ俺、遼希、よろしくな。優姫」
「よろしくお願いしますってえぇー。なんで名前しってるんですか?」
そう言うと、遼希は大声で笑った。
「おまえ、ばかなのか?俺お前の事気に入った。姫」
「あっはい?どういうことですか?」
さっぱりなんなのかわからなかった。
おーい。みんなならべよぉー
その声に驚いて私は体育館にむかった。
あいつ、人を馬鹿にかしてうざーい。
でも、そこから優姫の、恋は始まってた。