「あ!おー!霧島じゃーん!!久しぶりだな!おい!何、同じ高校だったのか?おっまえwwごめん、あたししらなかったわwwwwwwwwwwww」


バシバシと、背中を叩かれる。

「いっ…………てぇよ。
ったく…………神崎 全然かわんねぇな。」


「あ?何が」



「なんでもねーよっ!」



「あっそ」



あっそって…………ww


あれ、そういえば…………。

「おい、利樹は?お前、どーせ同じ学校だろ?」



「あー、利樹ね、起きねーから、置いてきてやったぜ☆キラン」


「はあぁぁああ?!?!」


入学式早々遅刻かよ…………。
利樹のやつ、やるなぁ。


叫んだから、みんなの目線が俺に集まってんよ…………。
やべぇ。こえー、ww

「おめぇ、うるせぇなあ。」


「すいません」



ふぅ。と、ため息をつかれた。
こいつにだけは、バカにされたくねんだけど。





なんて、他愛もない話をしていると…………


あの子。



が、通りすぎる。



「あ……………………」



つい、見とれてしまう。


なんたって、学校内一番の美女と呼ばれている人だからな。
そら、見てしまうよ。
俺だって男の子だもん。(←きも)



「何、見とれてんの。きも」







「…………見とれてねーよ!あとさりげなくきもっていうな!」






「(引)(引)(引)」





「引くなぁ!!!!!!」