「夢姫!!会いたかった!
あの時はごめんなさい!」
お母さんが私の手をにぎり涙を流した。
「今更謝られても、私のこと捨てたってことは消えないんだよ?」
「っ!そうよね…私のしたことは最低なこと…でも!言い訳になるかもしれないけど聞いて欲しい。
お父さん…いや、照さんから…あなたを守るために私は…」
照ってお父さんの名前…。
守るってどういうこと…?
「どういうこと…?」
「照さん、あなたの事を売ろうとしてたの…それで、私は離婚して貴方のところへ行こうとした。
でも、私監禁されて。
いけなかった…。」
お母さんが監禁され…てた…?
「お父さんはどうなったの?」
「一年前に病気で亡くなったわ」
そっか…お母さんは私を守るために…