その日の夜。麻奈美に会いに病院に行った。

そこには、麻奈美のお母さんと、お父さんがいた。

「奈緒ちゃん、来てくれたんだ。ありがとう」

麻奈美のお母さんは悲しい笑顔を見せながら言った。

「麻奈美は?」

「麻奈美はね、天国に行ったの。」

麻奈美のお母さんは泣き始めた。

「え?死んだ…」

衝撃すぎる答えに私はついていけなかった。

数分後、私は麻奈美が死んだことを実感した。

麻奈美は、死んだ。

私のせいで、死んだ。

私が、麻奈美に手をさしのべていたら、一緒にいじめに立ち向かっていたら、自殺なんかしなかったよね?

ねぇ、麻奈美。

ごめんね、ごめんね、ごめんなさい。

麻奈美、大好きだったよ。