麻奈美はショックを受けているようだった。

そして、そのまま教室を飛び出していった。

「んはは!いっちゃったぁ~」

「ありゃりゃー♪♪」

いじめっ子は楽しんでる。

ガラッ

その時ドアが開いて先生が入ってきた。

「あれ?麻奈美は?」

いじめっ子が答える。

「サボるわーって言って帰りましたぁ~♪♪」

嘘だ。嘘つき。

「は?サボるだと?次来たときは説教だな♪」

嘘です!先生!

このとき、先生も麻奈美のいじめを知っていたんだ。

知っていたのに、助けてくれなかった。

先生も、麻奈美がいじめを受けていることが楽しいようだった。