父「いやいやそんなことありませんよこんな醜い娘、昔から何をやらせてもできないんですから」

恂「へぇーこんな扱いされてんだ」

小暮が私を見下しながら言ったことに私はもちろんお父様も驚いていた

恂「俺、ここには腹の探りあいしに来たんじゃなくて、楽しみに来たんだよ、で俺が調べたら意外と片宮って名前は浸透してたし麗利も鼻高々にしてるところにいって花を折ったら面白いかな…とか考えてたわけでこんな麗利がまるでシンデレラのようになっていたとはな作戦変更面白そうだから俺が麗利もらいマース」

麗利「はぁ?」

私はそのとき意味がわからなくなっていた

小暮が死神で、私の家庭事情に、ずかずか上がりこんできて私をさらう?

頭が追いついていない

父「それは困ります醜くても仮にも私たちの親族です」

恂「んーなんかいった?」

殺気?いやもうこれは殺気超えた殺気?とにかく動けなくなったそれはお父様も同じらしく動こうと苦悶の表情を浮かべている

そして私は何をされたのかわからなかった

お姫様抱っこだった

私は、家族にこんなにまで言われたからか動けなかった

その瞬間

兄1「あ?おまえなめてんじゃねー」

とうとうお兄様が切れた

でも殴ろうとしていた腕が後ろに引いたまま動いていない

お兄様の腕には折れ曲がったままボールペンが刺さって固定されていた

私はその悲惨な光景に目を瞑ってしまった

次に何が起きたかはわからないでもお兄様の悲鳴だけが聞こえる

少し目を開けた瞬間次男のほうの兄が私をにらみながら

兄2「お前のせいだ。怨んでやる」

とにらんできた

そんななか私は小暮の暖かい腕の中でよほど気持ちよかったのか眠りについてしまった

ー麗利sideーend