ー麗利sideー
ホント鬱陶しい
周りの男共に愛想笑いだけを浮かべる
さっきからおんなじ言葉ばかり
早く身を固めたほうがいいのでは?
私はそんな歳じゃない
男共にちやほやされて余った女たちを見下すのはほんとに気持ちがいいことだけど
おあいにくあんた等みたいな親の力でのし上がった権力もない男共に興味はない
性格悪いと思ったでしょでも私はコレでいいの
恂「2日ぶりだな、か・た・み・や」
その声にぞっとした
私はついびくっとして反応してしまった
その瞬間少し格式の高い男たちが顔色を変えて逃げていく
あれ?なんでだろ
しかもこの男は2日前片宮専属の部隊をたった一人で退けてしまった男だ
麗利「小ぎゅっ…」
本名を言おうとした途端私の口がふさがれた
恂「俺の本名は口にするな」
その声がみょうに低くて恐ろしく聞こえた
そしてなぜか私と小暮にみんなの注目が集まっている
そんななかあわてた様子でお父様が来た
※お父様お母様は「」の前に父母とつけます兄に関しては兄1兄2という感じで
父「わが娘が何か粗相を犯しましたでしょうか?死神様」
待てよ今小暮に対して死神といった?え!!小暮が死神?
母「あとでしかっておきますのでどうかお許しを」
恂「娘さんは何もしていませんよ、そうかしこまらないでください、ほら今日は親善会でしょ」
そんなことを効いていなかったのごとく兄たちが
兄1「お前しっかりしろよせっかくの親善会なのにお前のせいで台無しになるだろう」
兄2「兄さんの言うとうりお前は何にもできないな」
父「こんなろくでもない娘と親善などしなくてもよろしいのにそれよりこれからの裏世界のことについて私と語らいあいませんか?」
私が小さい声で…めんどくさい…といったのを私は聞き逃さなかった
恂「同じ学友として話しているだけですよ。しかもそんな娘さんを悪く言わないでください麗利さんはとてもいい子ですよ」