親善会開催日になり俺は支度をしていた。

持ち合わせる護身具はできるだけ小さいものに限った

なぜならこの親善会は武器の持ち合わせが禁止になっている

金属探知機に引っかかったらそこで殺される

なので俺はプラスチック製で持ってても怪しまれないボールペンを携帯した

つまり裏世界の人間が一同にする場なので殺し屋などその手の人間が入ってきたところで返り討ちにあってしまうであろう

アビスキーパーの役割としてはその裏世界でやりすぎた人間の処分だ今回は片宮という人間の見極めそれによって片宮麗利への対応も違う組織にとって敵なのか味方なのか

そして今回は俺から片宮麗利への試練でもある

ねこに調べてもらった結果、片宮麗利という女が今日参加するらしいということはあいつとご対面ってわけだ

俺を死神と知ってどういう反応をするかが今回の俺の楽しみでもある

会場はとあるホテルのパーティールーム俺が調べたが中の見取り図すら出てこない厳重さだ