ー麗利sideー

私は自分で言うのもなんだけど才色兼備の持ち主だった

生まれてきたときからね…

だからどこに行っても私を見ない人なんていなかった

そんな私は今日、転校しなくてはならなかった
まぁ隣の学校ですけどね…
理由は家の問題私の家…
いえ家族全てが異常だった
裏のほうの世界とつながっていた
そういう私も少しつながっていた
だから銃だって少しは使えるし
弱い男には興味がなかった
いいや…人間に興味がなかった
なぜかって私にとって人間とは利用しあう存在
それ以外のなんでもなかったから
子供の頃から見てきたから

だから人間に興味がなかった

でも転校先面白いのがいた転校生しかも私という才色兼備が前にいながら無視している男しかも隣に座って観察しても一向におきようとしない始めて人間が面白いかもなんて思った

彼は起きた、うなされてたみたいだけど

その瞳を見た瞬間
ー私の中の何かに反応したー
今まで反応したことがないようなもの
彼の深い深い目に反応した。
とりあえず心配しているような言葉をかけておく
よく見ると顔は悪くない

へっぴり腰の男がなぜか私の心配をする

あぁこの男は恐れられてんだ
でもそんな反応と裏腹に男は作り笑いを浮かべた
私は瞬時にわかった
これは作り笑いだと
なぜか私はこの男の子とが知りたくなった。

昼休みになると男は紙袋を持って教室の外に出て行ってしまった。

周りのこからさっきの男の名前を聞き出す
麗利「ねぇあの人の名前を教えて」

周囲の人は苦い顔でこの人にはかかわらないほうが良いよとかいいながら

小暮恂だとわかった

ー麗利sideーend