「さきちゃーん!おかえりー♪今日からパパ海外出張でしょ?だから淋しくてねー、さきちゃんまだかなーって♪」


この甲高い声は私のお母さんの声。
私は過保護に育てられたの。
私のお父さんはパリに出張中。

『ただいま、お母さん!』

「あれ?こちらは?さきちゃんの彼氏ー!?」

お母さん、声大きいよ!

「加藤修太です!咲姫ちゃんとは…」

修太の話の途中で家の中から誰か出てきた。