あれから1週間がたった。
僕はクラスに馴染めるようになった。

そう。
吉岡のおかげでね。

「あっきー!おはよう!」
『おぉ、吉岡おはよう。』

吉岡が僕に“あっきー”というあだ名をつけてからクラスメイトが絡んでくることが多くなった。

吉岡は相変わらず可愛らしい。
そこまで美人ではなく小柄で可愛らしい子。
男子の中でも一際名前が上がっていた。

「吉岡ってなんか可愛いよなぁ~。俺のものにしたいよ。」

『』